春野菜×日本酒で味わう待ちに待った春の食卓。

春野菜の甘味やほろ苦さを際立たせてくれる日本酒とのベストマッチ。

厳しい寒波もようやく収まり、
春めいた暖かさを肌で感じる季節。

街にも
淡い春色の装いが増えてきました。

冬のこってりとしたメニューから
春らしい軽やかな料理へと
食卓も
衣替えのタイミングといえます。

とくに食卓を彩る春野菜は、
短い旬の間しか味わえない
“ご褒美”のような存在。

柔らかく甘みのある春キャベツ、
ほろ苦い菜の花やタラの芽、
ふきのとうなど、
みずみずしいアスパラガス、
栄養価が高い新じゃがいも、
新玉ねぎ…
どれも今の季節だからこそ
楽しめる味わいです。

嬉しいことに、
これらの春野菜は
日本酒とも相性抜群!

料理に合わせたお酒を選べば、
食卓がさらに豊かになります。

まさに春の恵みの賜物です。

たとえば、
春の訪れを感じさせてくれる料理
「菜の花とホタルイカの
辛子酢味噌和え」には、
上品な吟醸香と
すっきりとした味わいが特徴の
「超特撰 嘉宝蔵 雅」がおすすめ。

ほのかな旨味とほどよいキレが、
菜の花のほろ苦さや
ホタルイカのコクを引き立てながら、
辛子酢味噌の風味と調和します。

余韻まで楽しめる一杯に
なりそうです。

同じような特有の
苦味のあるふきのとうやタラの芽は
カラッと揚げた天ぷらにして
塩でシンプルにいただきましょう。

優しい甘みの春キャベツは、
桜エビと一緒に日本酒で蒸すと、
さらに美味しさが際立ちます。

この料理には、
バランスの取れた旨味と
キレの良い後味が特徴で
春キャベツの優しい甘さを
すっきりと引き立てる
「超特撰 嘉宝蔵 極上」
を合わせたいところ。

ホクホクの新じゃがいもを使った
「鶏肉の旨煮」には、
芳醇でコクのある
「上撰 純米樽酒」をぬる燗で。

杉樽由来のほのかな香りと
コクのある純米の旨みが、
鶏肉の煮汁に溶け込んだ
醤油の風味と心地よく調和。

ぬる燗にすることで、
旨味がさらに引き立ちます。

一方、
バター醤油で香ばしく炒めた
アスパラガスとベーコンには、
すっきりとした辛口の
「ギンパック」を冷やして
合わせるのがおすすめ。

バター醤油のコクを程よく引き締め、
後味を軽やかにまとめてくれます。

「ギンパック」は
普段使いのお酒ですが、
世界最大規模のワインコンテスト
「IWC2023」にて、
史上初、2度目の
普通酒部門最高位「トロフィー」と、
コストパフォーマンスに優れた
日常酒に贈られる
「グレートバリュー・サケ」を
W受賞という快挙を達成。

まさに、世界が認める
ポテンシャルを秘めた日本酒です。

冬に溜め込んだものをデトックスし、
軽やかな体で春を迎える…そんな
気持ちにも寄り添ってくれるのが、
春野菜の魅力です。

新生活が始まり、
環境が変わるこの季節こそ、
旬の食材と日本酒の力を借りて、
心も体も整えてみませんか?

「春の食卓×日本酒」。

この組み合わせが、
新しい季節をより楽しく、
より美味しくしてくれるはずです。

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2024年末、「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

2013年に登録された「和食」との美味しい相乗効果に期待は高まるばかり。

2024年12月、
日本の「伝統的酒造り」がユネスコの
無形文化遺産に登録されました。

これにより、日本の登録数は
全部で23件に。

ユネスコが認定登録しているのは、
世界遺産と無形文化遺産。

世界遺産が建造物や景観などの有形の
文化財であるのに対し、
無形文化遺産は伝統芸能や技術、
食文化など、形として
残りにくいものを保護するものです。

とりわけ、2013年に無形文化遺産に
登録された「和食」は
記憶に新しいところ。

寿司や天ぷらなどは
元々認知されていましたが、
これをきっかけに和食への理解が進み、
ラーメン、カレー、餃子など
日本で独自の進化を遂げた料理など、
広義での日本の料理が
訪日外国人に人気となりました。

そんな日本料理に寄り添うかのように
登録されたのが今回の
「伝統的酒造り」。

美味しい相乗効果で、訪日外国人が
日本食をより深く楽しむ機会が
増えそうです。

かつて、海外では
“日本酒=まずい”という
日本酒受難の時代がありました。

1980年代頃までは、
海外現地で造られた劣悪な模造酒が
日本酒として流通し、日本酒に対する
誤解が広まったといいます。

戦後の日本酒輸出が
ほとんどなかった時代、アメリカでは
現地企業が“日本酒”という名前で、
日本酒風の酒を製造・販売。

実際には伝統的な醸造工程を経ず、
アルコールと香料を混ぜただけの
粗悪なものでした。

1970年代以降、日本食レストランの
増加に伴って日本酒需要も増加。

ところが、そこで提供された日本酒は
蒸留アルコールをベースにした甘味酒。

常温で放置されて劣化した状態で
提供されることも多かったといいます。

さらに、寿司レストランなどでも
Hot Sakeという呼び名で
日本酒を提供するのが一般的。

こちらも日本酒の品質は悪く、
温めることでアルコール臭が強調され、
まずいと感じる人が続出したようです。

しかし、1990年代後半以降、
吟醸酒や純米酒の輸出が増加し、
現在ではSakeとして高級な
飲み物と認知されるようになりました。

ミシュラン星付きのレストランでも
提供されるようになり、
日本酒はワインのように
料理と組み合わせる楽しみが
広がっていきました。

「伝統的酒造り」の登録を機に、
日本酒の本来の美味しさが、より広く
伝わる環境が整ったといえます。

料理との相性も日本酒を
魅力的に味わえるポイントです。

たとえば、辛口本醸造には
炙りしめ鯖レモンとおろし添えが
よく合います。

炙りの香ばしさと
日本酒の熟成香が調和し、脂ののった
青魚をキレのある味わいが引き締めます。

また、旨味豊かで
コクのある生酛造り純米酒には
牛すじの味噌煮込みがぴったり。

味噌のコクと牛すじのゼラチン質が、
日本酒の濃厚な旨味と共鳴し、
深い味わいを生み出します。

さらに、フルーティーな香りの
辛口吟醸酒には、
鯛の昆布締めカルパッチョ
柚子胡椒ソース添えが好相性。

吟醸酒の華やかな香りと
淡泊な白身魚の旨味、
柚子胡椒のアクセントが
絶妙なバランスを生み出します。

無形文化遺産登録を機に、
伝統的酒造りの技術が世界へ広がり、
日本酒のさらなる発展が期待されます。

日本酒の魅力が広まり、
食文化の一端を担う存在として、
さらに注目されそうです。

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意外と知られていない日本が世界最大の豪雪地帯であること。

大寒波が襲来。記録的な豪雪による被害と雪と共存してきた生活の知恵。

底冷えのする厳しい寒さも和らぎ、
晴れた日の心地良さに
春の気配を感じられたのも束の間。

3月上旬には再び大寒波が襲来し、
日々乱高下する寒暖差に
体調も崩れがちです。

この冬は、
過去10年間の気象データとくらべても
非常に強い大寒波が
日本列島を包みました。

2014年、2018年も
“数年に一度の寒さ”
と報じられましたが、
今年はそれを上回る寒さといえます。

日本の寒波の原因は
シベリア高気圧の
発達によるものです。

冷たい空気が日本列島に流れ込み、
西高東低の
気圧配置が形成されることで
降雪をもたらします。

とくに
偏西風に運ばれた
シベリア寒気団が
日本列島まで到達した際は、
大雪につながるのです。

今回の寒波は全国的に影響を及ぼし、
各地で記録的な積雪となりました。

岐阜県白川町では
48時間で129cmの積雪を記録し、
新潟県上越市では
24時間で80cm、
鳥取県米子市でも
過去最高クラスの積雪を観測。

交通機関の運休や混乱、
道路の通行止めに伴う物流の停滞、
水道管の凍結、停電など
生活への影響もかなり深刻でした。

また、
寒波のたびに大雪と低温が続き、
除雪作業が追いつかず、
社会全体に大きな影響を与えました。

日本より寒い極寒地は
世界に数多く存在します。

世界の寒冷地と比較すると、
南極大陸を除き、
ロシアやカナダ、
フィンランド、スウェーデンなどでは
最低気温が約-50℃に
なることもありますが、
日本は
そこまでの寒さでは
ありません。

しかし、
シベリアからの寒気が
日本海を渡ることで湿った空気になり
大雪を降らせるのです。

つまり、日本の豪雪は
湿度が大きな要因なのです。

日本の山間部はさらに降雪量が多く、
とくに北陸や東北、
北海道の山岳地帯では
年間10m以上の降雪も
珍しくありません。

なお、
世界の都市部の
豪雪地帯ランキングによると、
青森市が約7mで1位、
札幌市が約5mで2位、
富山市が約3.6mで3位
となっています。

こうした自然環境の中で、
日本の人々は
この豪雪と共存してきました。

スキー場は観光資源となり、
黒部アルペンルートの「雪の大谷」は
約20mにも及ぶ壮大な雪壁として
観光客に人気です。

白川郷では合掌造りの家屋が今も残り
雪国ならではの
暮らしの知恵が受け継がれています。

とりわけ、
雪の少ない外国からの
訪日観光客などは、
雪に埋もれた山間の観光地や
温泉地などは
魅力的な観光スポットとして
人気です。

一方で、
雪崩や交通障害、
家屋倒壊といったリスクも大きく、
消雪設備の整備や
雪下ろし支援などの
対策が欠かせません。

近年は
異常気象の影響で
降雪の偏りが大きくなり、
より柔軟な対応が求められています。

豪雪の被害もありますが、
日本は長年、雪と共存し、
知恵を活かしながら
この自然と向き合い続けています。

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外国人があふれている日本。今こそ英会話を学ぶ絶好のチャンス。

学ぶより慣れろ…語学を身につける基本です。

日本人の多くは英語での会話に
苦手意識を持っています。

しかし、日本の小学校から高校までの
英語学習時間は、他の非英語圏の国と
くらべても決して少なくはありません。

それなのに、実際に英語を話せる人は
わずかひと握りです。

一方、日本を訪れる外国人観光客の
多くは母国語に加えて英語を習得しており
訪日人数の多い中国や韓国の方々には
英語が流暢な人や
日本語を話せる人も少なくありません。

では、なぜ日本人は英語が
話せないのでしょうか。

その理由のひとつは、
日本が長年にわたり
世界第3位の経済大国で、
国内需要が中心だったことです。

そのため、日常生活やビジネスで
英語を使う必要性が低く、
企業の海外進出時も
通訳を伴うことが一般的でした。

また、日本の英語教育は
受験対策が中心で、
文法や読解に重点を置いているため、
聞いたり話したりする
実践的なスキルが身につきにくいのです。

さらに、“間違えたくない”
“恥ずかしい”といった日本人特有の
国民性も影響し、英語を話すことへの
心理的なハードルが
高くなっていることも
大きな要因のひとつです。

一方で、世界には日本語を
学ぶ人が増えています。

アニメや漫画、
J-POPを通じて日本文化に魅せられ、

“日本語を話したり理解したい”と
考える人が多いようです。

彼らが日本語を習得する理由のひとつは
“好きだから学ぶのが苦にならない”
“日本語のコンテンツを
そのままの言葉で楽しみたい”
という動機です。

この考え方は英語学習にも応用できます。

英語を学ぶ近道は、“勉強しよう”と
意気込むのではなく、
英語を楽しむことです。

その方が自然に身につきます。

たとえば、好きな洋楽を聴きながら
歌詞を確認し、
実際に歌ってみることも効果的な
学習方法のひとつです。

カーペンターズ
楽曲は英語学習に適しています。

1970年代に活躍したアメリカの
兄妹デュオで、美しいメロディーと
シンプルな歌詞が特徴です。

なかでも、「Yesterday Once More」
「Top of the World」
「Close to You」などは、
日本でもよく知られています。

とくに、カレン・カーペンターの
低く落ち着いた声はクリアで
発音が聞き取りやすく、
英語のリスニング練習には最適です。

彼女の発音を真似して歌うことで、
自然と英語のリズムや
イントネーションが身につきます。

また、カーペンターズの楽曲は
日本でもCMやドラマの
劇中歌など広く知られており、
どこかで耳にしたことがある
メロディーが多いため、
親しみやすく続けやすい点も魅力です。

英語を話せるようになるためには、
勉強として取り組むのではなく、
自然と英語に触れる機会を
増やすことが重要です。

映画や音楽、海外ドラマなど、
自分が楽しいと思える方法で
英語に慣れ親しむことで、
ストレスなく英語力を
向上させることができます。

英語を学ぶなら、
まずは楽しむことが大切です。

好きなことを通じて英語に触れれば、
知らず知らずのうちに身についていきます。

“勉強しなきゃ”ではなく、
“英語をもっと楽しもう”、
そう思えた瞬間から、
英語の世界が広がるはずです。

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香り高い春を告げる“梅まつり”の魅力。

桜に先駆けて、梅を愛でる梅見に出かけましょう。

春といえば桜が思い浮かびますが、
もともと春の訪れを告げていたのは梅で、
昔の花見は凛と冬の空気の中で
ほころぶ梅の花を愛で、
その香りに包まれながら
楽しむ風雅な行事でした。
梅は古代中国から日本に伝来し、
奈良時代には貴族たちが
漢詩を詠みながら
梅を愛でる風習へと発展。

万葉集を紐解くと、
桜よりも梅を詠んだ歌の方が多く、
当時の人々にとって
梅が特別な存在であったこと
がうかがえます。
しかし、遣唐使が廃止されて
大陸文化が薄まった平安時代、
日本独自の国風文化が栄える
とともに、日本原産の桜が
注目されるようになりました。

嵯峨天皇が桜の木の下で
“花見の宴”を開いたことを
きっかけに、
和歌の題材としても桜の人気が高まります。
古今和歌集では、
桜を詠んだ歌が増え、
梅に代わって春の象徴として広がりました。
鎌倉時代から江戸時代にかけて、
武士が台頭すると、
桜の儚くも美しい散り際が
武士道の精神と結びついて、
桜がより広く愛されるようになりました。

江戸時代には
八代将軍・徳川吉宗が庶民の花見を奨励し、
上野の飛鳥山などに桜を植えたことで、
花見は武士だけでなく
町人文化にも根付いていきます。

桜人気を決定づけたのは、
江戸時代末期から明治にかけてのこと。
江戸染井村の植木職人たちが
ソメイヨシノを作出し、
この品種が全国に広まりました。
ソメイヨシノは、エドヒガンと
オオシマザクラの雑種が
交雑してできた単一の樹を始源とする
栽培品種のクローンが広まったもので、
成長が早く、一斉に咲き誇る美しさを持つ
ソメイヨシノは、
やがて花見の象徴となります。

明治時代以降、
軍事施設や学校、公園などにも広がり、
卒業や入学の象徴としても
親しまれるようになりました。
桜が一斉に咲いて短命で
儚く散る美しさの象徴であるのに対し、
梅は厳しい冬を耐え、
春の訪れをいち早く告げる花として、
忍耐と希望の象徴とされています。

甘く上品な香りを放ち、
花期が長く、
一カ月以上咲き続ける品種も多いため、
じっくりと花を楽しむことができます。
また、梅は実を結び、
古くから薬としても重宝されてきました。
“三毒を断つ(食の毒・水の毒・血の毒)”
とされ、健康を願う縁起の良い木でもあります。
さらに、剪定に関する教訓として
“桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿”
ということわざがあります。
桜は枝を切ると腐りやすいのに対し、
梅は適度な剪定をすることで
健康に育ち、美しい花を咲かせるのです。

桜のような華やかさこそないものの、
梅まつりには独特の趣があります。
神社や日本庭園など、
落ち着いた場所で静かに楽しむことができ、
あたり一面、甘い香りが漂う中での梅見は、
まさに日本らしい風情を感じさせてくれます。
各地で開催される梅まつりでは、
茶会や琴の演奏が催されるところもあり、
優雅なひとときを味わえます。
また、梅の実を使った特産品の販売なども
楽しみのひとつです。

春の訪れを待ちわびるこの季節、
各地に点在する梅の名所に足を運び、
古人が愛した梅の魅力に
触れてみるのも風流な楽しみ方といえます。

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