1月11日は、「樽酒の日」と「成人の日」。どちらも“いい日”この上なし。

菊正宗 鏡開き

「樽酒の日」には、菊正宗の「樽酒」で乾杯。

1月11日は「樽酒の日」、
2009年(平成21年)に
日本記念日協会によって
認定されました。

これは、もともとあった
毎年1月11日に、お供えの鏡餅を
木槌で割って食べる
“鏡開きの日”に
由来するものです。

酒樽の上蓋を“鏡”と呼び、
酒樽の割って開けることも
“鏡開き”ということから、
どちらも、
無病息災や心願成就を祈願して
執り行なわれる行事
とされているため、
奈良の酒造メーカーによって制定され
、記念日認定へと至りました。

この酒造メーカーによると、
11日を“いい日”と読むことができ
、“いい日に、樽酒”
と書き綴られ、
一方、日本記念日協会が
認定に至った経緯として、
“祝いの宴、喜びの場で
酒樽の蓋を威勢良く開ける鏡開き。
良いことがあったら、
良いことがありますように
との思いから
樽の酒をふるまい飲み交わす
この風習を伝えるために認定した”
との説明が添えられています。

樽酒を飲みたくても、
なかなか酒樽の鏡開きに
出会う機会は、そうありません。

とはいえ、樽酒の最大の魅力は
その香りで、日本酒の芳醇な香りが
杉や桧の清々しい木香を纏うことで、
爽快な芳香となります。

また、樽の中で寝かすことで
さらにまろやかな口当たりとなり、
深いコクが生まれるのです。

昔は江戸への下り酒を送る際に、
杉樽や桧樽に仕込んだ酒を
詰めて運んでいたため、
江戸の町に届く頃には
樽の木香が酒に移り、
もともと旨い灘の酒が
格段に旨くなると評判に。

しかし、現在は正確な温度管理や
清潔さを保つホーロータンクが
主として使われているため、
木香が移ることはありません。

菊正宗の代名詞ともいえる
「樽酒」は、
生酛造りで醸した辛口酒を
四斗樽(よんとだる)に詰め、
吉野杉の香りが程良くお酒に移る
飲み頃に取り出して
瓶に詰めて出荷しています。

社内に樽ファクトリーを設置し、
とりわけ香りの良い吉野杉を使って
酒樽を生産しているため、
いつも清々しい木香が香り立つ
「樽酒」をお届けできるのです。

 

 

いつもとは異なる特別な「成人式」。
いい思い出づくりはしたい。

もうひとつの1月11日の
“いい日”は「成人式」なのですが、
こちらも新型コロナ禍により、
いつもとは行事内容が異なります。

例年ならば、
スーツや振り袖に身を包んだ
初々しい新成人の話題とともに、
一部のルールを無視した
不届き者のニュースも
一緒に届きますが、
今年はそれどころではない
事態ともいえます。

さて、例年とは異なる
「成人式」ですが、
悩ましいのは各市区町村によって
対応がまちまちという点。

これは、
感染が拡大している地域と、
感染が横ばいもしくは
減少傾向にある地域とでは、
その対策に差が出るということです。

また、大きな会場が
確保できる地域であれば、
防護対策も万全にとれる
という利点もあります。

人生に一度の機会ということあり、
市民からの開催要望もあるようで、
行政側としてはできる限り
開催の方向で調整しています。

もちろん、どの市区町村も、
クラスターを発生させないように、
ソーシャルディスタンスがとれる
席配置や換気対策、
アルコール除菌など、
万全の体勢で挑んでいるのは
いわずと知れたこと。

そうした万全の体勢で
「成人式」実施を計画したものの、
残念ながら、「成人式」そのものを
中止するところも多いようです。

また、「成人式」式典を
ネット配信したり、
二部から四部に分けた
分散開催のところ、
日程を延期するところもあります。

いずれにせよ、今年、「成人式」に
参加する方がいるご家庭は、
管轄する行政機関のホームページ等で
直前確認が必須です。

今年は特別な「成人式」。

悪い思い出を払拭する
という意味でも、
家族内で楽しい思い出づくりを
オススメします。

菊正宗から昨年12月に発売を開始した
「超特撰1.8ℓ 純米大吟醸 オデュッセイア2001」。

少々値は張りますが、
今年「成人式」を迎える方と
同い年の日本酒なので、
思い出づくりには最適です。

いつもと異なる1月11日を
「いい日」として迎えるために、
特別な思い出深い年として刻み込み、
輝ける明日への期待を
高めていきたいものです。

いつもと異なる年末年始。巣ごもり消費で、お節料理がいつもより豪華に。

新型コロナ禍の初詣事情。
やはり、“密”を避ける傾向に。

“一年の計は元旦にあり”。

この言葉の諸説ある由来のひとつに、
毛利元就が残した
“一年の計は春にあり、
一月の計は朔にあり、
一日の計は鶏鳴にあり”
という言葉があります。

ここでいう“春”は旧暦の元旦、
“朔(ついたち)”は月初めの日、
“鶏鳴(けいめい)”は
一番鶏が鳴く早朝を指しています。

これは、
“新しい年の計画はその年の初めに、
月の計画は月の初めの日に、
そして、今日の計画は、
朝早くにたてる”という、
何事も最初が肝心である
という戒めを表した言葉です。

そして、新年を迎えた三が日に
神社に参拝に訪れる初詣は、
“一年の計”を計るための
大切な行事に位置づけられています。

しかし、未だその勢いがとどまらない
新型コロナの影響で、
“密”を避けるという意味で、
例年の初詣とは
大きく様子が異なります。

日本全国の神社仏閣では、
三が日の拝観を避け、
2月3日の立春あたりまでの
“分散参拝”を
呼びかけているところが多く、
早くは12月中旬頃から
祈祷受付を行ったり、
縁起物の授与を行う
“幸先詣(さいさきもうで)”
を推奨するところも。

また、各神社仏閣とも
年末年始の神事や儀式、法会などを
神職や僧職関係者のみで行う
ばかりでなく、中止にする
神社仏閣も少なくありません。

さらに、各拝殿の鈴緒はすべて撤去、
手水舎も封鎖され、
お札や授与品は郵送対応、
おみくじを撤去する
ところがあるなど、
ほとんどの神社仏閣で、
人出を抑える取り組みを
徹底されています。

いつも初詣に訪れている
神社があるのなら、
その神社仏閣のホームページや
案内サイトなどで確認してから、
出かけるのが賢明といえます。

また、日本には八百万の神様がいて、
私たちのくらしを見守っている
という信仰の気持ちで、
一年の計を自宅で願う選択肢も。

この場合、数多くの日本の神様は
寛容で、参拝に行かずとも、
その願いは神様に必ずや届き、
日頃の功徳に応じた
ご利益がもたらされると
信じることが大事といえるでしょう。

初詣だけ、“密”となる時間を避けて
実際に参拝できたとしても、
今回ばかりは、
年末年始は巣ごもりが必須。

海外旅行のみならず国内旅行も
ままならない状況なので、
いかに楽しく自宅で過ごすかが
ポイントです。

 

昔ながらのお節料理のクワイは、
意外とクセになる美味しさ。

今年の年末は、
外出でお金を使わない分、より豪華な
お節料理の注文が好評です。

もともとお節料理を
各家庭でつくるのは、
年末の行事のひとつ。

ところが、昭和バブル期頃に
百貨店でお節料理が
販売されたことをキッカケに、
出来合いのお節料理が広まりはじめ、
大型スーパーやコンビニで
お節料理の取り扱いをスタートし、
ネット通販花盛りの今となっては、
すべて手づくりの家庭は
少ないようです。

ひと種類100円の手軽なものから、
有名シェフがプロデュースした
豪華絢爛なもの、
ペット用、お一人様用、
インスタ映えを意識した
パフェ風など、
価格や種類などもさまざまで、
和洋中バラエティ豊かなお節を
選べる時代になったといえます。
さて、昔ながらのお節料理で、
少々異彩を放つのが「くわい」。

青みがかったねずみ色の塊茎
(かいけい/ジャガイモと同じ
でんぷん質のかたまり)から、
長いゾウの牙のような芽が
1本伸びている姿は、
天然石のオブジェのような
佇まいを見せています。

クワイが食用として
もっとも普及しているのは日本で、
煮物としてお節料理に盛りつけられる
習慣があるためです。

欧米では主に観賞用。

煮物をつくる際は皮をむいて
水にさらし灰汁を抜きます。

水にさらす前に、包丁を入れ、
松笠のように細工するところも。

梔子(くちなし)の実と一緒に煮て
黄色く色づけをするのが正しい作法。

百合根に似たほろ苦さがあり、
食感はほくほくしています。

食べて見ると、あっさりとしていて、
意外とクセになります。

クワイがお節料理に用いられるのは、
その特徴ともいえる
大きな一本の芽があることから。

“めでたい”にかけられるとともに、
出世祈願の意味をもちます。

黄色に着色して煮るのは、
お金や豊作を象徴する稲穂の色を
表しているといわれています。

本来のお節料理は、
重箱それぞれに詰める料理や
配置する場所などが決まっていて、
それぞれに縁起の意味が
込められています。

しかし、いま流行りのお節料理は、
そうした縁起的な要素は
鳴りを潜め、美味しさや
見た目の豪華さが中心。

残念ながら、クワイを見かけることも
少ないようです。

若者の支持を得る宣伝戦略が、流行を創ります。

広告予算枠を割り振って、もっともお客様の心に届く施策を適切に投下。

深夜にテレビを観ていて、
カレーやシチュー、湿布薬などの
同じCMが繰り返し流れ、
“また、このCMか”と気になっている方、
意外と多いのではないでしょうか。

一般的なテレビCMは、
30秒のタイム枠
(番組提供)と
15秒のスポット枠
(番組と番組の間)の
2種類が基本で、これ以外に
春や秋、正月の特番などで流される
ストーリー性のある
60秒のタイムCMや、
60秒から55分という長尺の
インフォマーシャルなどがあります。

インフォマーシャルとは、
インフォメーションとコマーシャルを
組み合わせた造語で、
テレビショッピングや番組後に
同じ出演メンバーで
メインスポンサーの商品を
ストーリー仕立てで宣伝するなど、
番組風に構成されたCMが
その代表格です。

冒頭の“深夜の時間帯に
何度も同じCMが繰り返される”
理由については、
月間CMの投下量の多いメーカーが、
“GRP(延視聴率)契約”という
時間帯を指定しないCMの
視聴率合計で契約しているもの
と想定されます。

これは特別な契約で、
視聴率の低い深夜枠と、
視聴率の高い
“ゴールデンタイム”枠で
CMを組み合わせて、
上手にメディア露出を
図っているようです。

深夜の繰り返されるCMで
商品情報が刷り込まれ、
ゴールデン枠で再認識、
店頭での購買に結びついています。

ちなみに、テレビCMの放送規定で、
同じCMを2回連続で流すことは
禁止されているため、
続けて同じものが流れることはなく、
間に必ず別のCMが挟まるので、
実際に続くことはありません。

また、タイム枠などの30秒に
15秒のCMを2回連続で流す
“二階建て”という手法も
とられます。

これは意図的というよりは、
スポンサーが
15秒のCMしか制作していないため
という理由がほとんど。

テロップが入っていたり、
ナレーションが異なっていたり、
途中にインサート映像が入るなど、
編集時の手間が
あまりかからない程度に
微妙に変化をさせることで、
前後のCMは別物と
みなされています。

間違い探し感覚で観るのも
興味深い楽しみ方といえるでしょう。

さて、一般的な企業の宣伝活動は、
大きくAD(アドバタイジング
/広告)、
SP(セールスプロモーション
/販売促進)、
PR(パブリックリレーションズ
/広報)に分類されています。

AD(広告)は、
会社や商品特徴などを
一般に広く認知させて
興味を持ってもらう手段で、
テレビ、新聞、雑誌、ラジオなどの
4大マスメディアを中心とした
宣伝活動を指します。

SP(販促)は、
顧客が購買意欲を高めて
購買につなげることが目的で、
DMやチラシ、
パンフレット等のSP媒体、
店頭装飾(バナー、POPなど)、
交通広告などが
このカテゴリーに分類されます。

PR(広報)は、間接的に
広く報せることが目的で、
ブレスリリースなどにより
社外メディア等に発信し、
配信先のメディアに取り上げられる
適切な情報を提供します。

各企業は、自社の広告宣伝予算を
これらの宣伝活動に割り振って、
もっとも効果的な成果が得られるよう
に努めています。ところが……

 

現在の話題づくりの中心は、ネットコミュニケーション。
販促施策も効果的。

2000年頃までは、
こうした宣伝活動が
一般的とされてきました。

しかし、パソコンが個人に行き渡り、
インターネット環境が
充実するのに伴って、
ネットを利用した宣伝活動が
徐々に増えはじめ、
携帯電話がスマホに
置き換わる頃には、
広告戦略の軸は
ネットを中心に動きはじめた
といえるでしょう。

とくに若年層を中心に、
テレビや新聞離れが顕著となり、
新型コロナによる
経済への逼迫も相まって、
多くの企業は、
高額な媒体料が必要な
メディア媒体への
CMや広告出稿を減らし、
リアルタイムな情報発信を行う
コミュニケーションサイトの開設や
ネット広告、バナー広告、
ネットキャンペーンを
行うようなりました。

ECサイトの確立、
SNSによる瞬時の情報拡散など、
企業は、こぞって
顧客との直接的で瞬発力のある
コミュニケーションづくりへと
シフトしているようです。

また、SP(販促)施策も、
ここ数年増加の傾向にあります。

巨大なデジタルサイネージ
(電子看板)や、
駅構内などの大きな円柱に
液晶画面が巻かれ、
そこに動画が流れるなどの
最先端ツールの活用もありますが、
“SNS映え”を意識したSP(販促)も、
瞬く間に拡散されるため、
情報発信にはもってこいの施策です。

本来なら、この時期ともなると
歳末バーゲンの装飾が街にあふれ、
大型店舗やアミューズメント施設には
大きなクリスマスツリーが飾られ、
多くの人が街の景色に
溶け込んでいるのですが…。

以前に紹介した
ラッピングトレイン
「Go!Go!灘五郷!」
のような交通広告も、
“SNS映え”を意識した
話題づくりには最適です。

車内に配置された
酒樽を模した吊り革など、
ちょっとしたこだわりが、
若者にバズる要素のようです。

歴史を振り返ると、
1964年(昭和39年)、
長崎の路面電車で実施されたものが
交通広告の走りで、
電機メーカーがスポンサーとなった
飛行船が日本全国の空を飛んだり、
航空機に有名キャラクターを
プリントしたものが就航するなど、
当時かなり話題となりました。

今は、新型コロナ第3波の影響で
不要不急の外出を
控えなければなりません。

来年のこの時期、
巨大クリスマスツリーが
飾られている横で、
ソーシャルディスタンスを
気にすることのない日常が
戻ってくることを願うばかりです。

至宝の純米大吟醸「オデュッセイア」が、より旨さを極めて長い眠りから覚醒。

未来へと夢をつなぐ、
究極の“味吟醸”を求めて。

古代ギリシャの
詩人ホメロスによる叙事詩
“イーリアス”と“オデュッセイア”
はトロイア戦争を中心とした
前後編ともいえる英雄叙事詩で、
両作品を通して、オデュッセウスが
故郷を離れて戦場におもむき、
トロイア戦後の漂流の果てに
故郷に戻る20年間の冒険談
が記されています。

そして2つの叙事詩の本編ともいえる
“オデュッセイア”の名前を冠する
菊正宗の純米大吟醸
「オデュッセイア」。

オデュッセウスの長く続いた
“旅”の20年になぞらえ、
まさに20年という
“時をつなぐ”逸品であることは、
前々回のコラムにて紹介しました。

今回は、そんな純米大吟醸
「オデュッセイア」が持っている
豊かで深いポテンシャル
についてひも解きます。

20年前、菊正宗の頂点に位置する
不動のハイエンドモデル
純米大吟醸「治郎右衞門」の一部が
氷温で貯蔵されました。

21世紀の幕開けとなった
西暦2001年11月のことです。

誰もが最先端に包まれた未来を
思い描いた21世紀。

日常の延長線上にある未来は
意外と普通でした。

それよりも、その5年前の
阪神淡路大震災の復興が進み、
傷も癒えはじめた頃で、
未来へと夢をつないで託す試み
ともいえるでしょう。

この未来へのかけ橋となる
プロジェクトは、
当時、流行りの香り高い
フレッシュ系の大吟醸ではなく、
辛口ブランドを信条とする
菊正宗の威信を賭けて、
究極の“味吟醸(吟醸香を抑えた、
吟醸酒の中でもとくに
“味”を追求したもの)”
を求め続けていたことの
集大成ともいえる取り組みです。

“味吟醸”の経験に長けた
丹波杜氏の名匠、故・籾井計三による
監修のもと、手造りによって
ハイエンドを冠するにふさわしい
究極の純米大吟醸「治郎右衞門」を
醸すことが最初の段階です。

そして、手造りによって各工程ごとに、
やさしく丁寧に醸し上げた
純米大吟醸「治郎右衞門」
が誕生します。

それを、
長期熟成するための準備を整え、
やがて開封される時まで、
静かな眠りへと就いたのが
2001年11月のことでした。

 

覚醒した“オデュッセイア”は、
一度限り、限定170本。

兵庫県三木市吉川町の契約栽培農家
「嘉納会」が管理する
広大な作付けエリアの中でも、
より高い品質が収穫される
特A地区産の“大粒山田錦”を
原材料として100%使用。

この極上の酒米を
低温長時間精米によって、
極力、熱を与えないように配慮しながら
4割にまで磨き上げます。

その後、限定吸水法という技術により
手洗い洗米と浸漬の工程を経て、
箱こうじ法によって製麹。

酒母は熱湯を詰めた木製の暖気樽と
氷を詰めた冷管を用いて、
よりきめ細かく温度管理を行います。

そして、じっくりと
低温長期醗酵した醪をやさしく搾り、
旨さと香りを瓶に封じ込めたのが、
究極の“味吟醸”
純米大吟醸「治郎右衞門」です。

このように手間ひまをかけた
“我が子”のような逸品が、
氷温下の元、
やがて開封される時を
待つかのように、
静かな眠りにつき、
20年という歳月が経ちました。

長い“時”という旅を終えた
究極の“味吟醸”純米大吟醸
「治郎右衞門」は、
新たに純米大吟醸
「オデュッセイア」という
名を与えられ、一度限りの
限定170本のみ出荷されます。

上品な熟成香を纏った、
しっかりとしたコクと旨みを極めた
“味吟醸”は、
ミシュラン三ツ星の
ナンバリングされた
幼鴨フィレ肉のロースト、
A5等級神戸牛のすきやき、
高級中華飯店の北京ダックなど、
超一流ディナーのテーブルに
並ぶのにふさわしい仕上がり
となっています。

最高級ワインをもしのぐ
豊かな深い味わいをご堪能ください。

 

純米大吟醸「オデュッセイア」は、
特別な日を祝う、
時を超越したタイムカプセル
ともいえます。

大切な日、大切な方と過ごす時間に
ふさわしい円熟した美味しさ、
ここに極まりました。

飲んだ瞬間、五感を刺激する特別なスパークリング日本酒「RIZING」。

菊正宗_スパークリング純米酒_RIZING_ライジング_720ml_タイトル

素材にこだわり、製法にこだわることで、洗練された酒が誕生します。

前回のコラムで紹介した
純米大吟醸「オデュッセイア」と
同じこの時期に、
菊正宗が販売を開始する
お酒がもうひとつあります。

超特撰スパークリング純米酒
「RIZING」。

フランス語で米を意味する
“RIZ”から命名された
発泡系の日本酒です。

米が本来持つまろやかな旨みに加えて
、果実のような香りと一緒に感じる
やわらかな甘みを持つのが
「RIZING」の大きな魅力です。

その特徴のひとつである“香り”。

青りんごやマスカットのような
若々しい香りが鼻腔をくすぐり、
口に含むと洋梨や綿アメのような
華やかな香りへと変わり、
そして、青りんごや白桃のような
アフターフレーバーに。

ひと口飲むごとに押し寄せる
この“香り”の波は、
かなりクセになります。

また、グラスに注いだ時に
“つつ〜っ”と立ち上る泡は、
さながら品のいい
高級シャンパンのように繊細で、
見た目の爽やかもさることながら、
切れ味の良い泡の刺激が口腔に広がり
、豊かな爽快感のある
口当たりとともに、
お米の旨みを感じる
滑らかな喉ごしを実感します。

“香り”と“味”のバランスがとれた、
満足のいく至福の逸品に
仕上がりました。

菊正宗_スパークリング純米酒_RIZING_ライジング_720ml_グラス

このスパークリング純米酒
「RIZING」を、
芳香を纏った旨さへと導いたのは、
素材である“米”と、
その製法に徹底的に
こだわったからこその
成せる業といえるでしょう。

まずは原材料となる“米”。

最高品質を誇る山田錦の生産地
として名高い兵庫県三木市吉川町産
へのこだわりです。

菊正宗と100年を越える
長い絆で結ばれた
契約農家「嘉納会」が管理する
特A地区(作柄がとくに優れた地区)
で収穫された品質の高い
山田錦だけを使った贅沢さ。

そして製法については、
手造りにこだわったからこそ
実現できた、
風味豊かな味わいということ。

仕込みが終わり、搾った酒を
1本ずつ丁寧に手作業によって
瓶に充填。

充填した酒は、
生きた酵母の働きによって
継続醗酵を促し、
約1ヵ月の時を経て
緩やかな泡が発生しはじめるのを
待ちます。

次の工程では、継続醗酵を終えた酒を
冷蔵倉庫にて保管。

ピュピトルという台に
瓶を逆さまにやや傾けて挿し、
毎日少しずつ丁寧に回転させながら、
徐々に瓶を逆さまに
直立させていきます。

この工程は
“ルミアージュ(動瓶)”と呼ばれ、
約1ヵ月かけて役目を終えた
酵母(澱)を瓶口に沈殿させること
が目的です。

続く工程は
“デゴルジュマン(澱抜き)”
と呼ばれる工程で、
瓶口に沈殿した澱を
-25℃で凍結させ、
開栓すると同時に凍結した
澱だけを飛ばして除去します。

そして、濁りのないクリアな酒質
となったところで、再び打栓。

その後、火入れ殺菌を行うことで、
発泡感、香り、旨さが瓶内に宿った
「RIZING」が誕生します。

これだけ、素材にこだわり、
手間ひまをかけた酒ですから、
旨くない訳がありません。

 

菊正宗_スパークリング純米酒_RIZING_ライジング_720ml_雷

“RIZING”は、雷神に通じる。
昔から伝わる雷と農業の深い関係。

超特撰スパークリング純米酒
「RIZING」の名前には、
もうひとつの意味合いが含まれます。

それは、発音した時の音の響きが
似ている“雷神”です。

古くから日本では、
雷が多く発生する年は
豊作になることが多かったため、
“稲妻は豊作の兆し”と言い伝えられ、
“稲の夫(つま)”が稲妻の語源で、
“雷光が稲に降り注ぐと
稲が子を宿す”とされてきました。

気象学的に考えると、
雷が多い時は降水量や日照が多く、
気温が高いなど、
稲の生育に都合が良い条件が
整っているようです。

また、近年になり、
これは雷が空中放電することで
大気中の窒素が
イオン化されて雨に溶け出し、
その雨が大地に降り注ぐことによって
天然の肥料が撒かれた状態となり、
豊作になるのではという仮説を立て、
その研究が進められていとのこと。

昔の人は、轟きわたる雷鳴や閃光は
“雷神”による“神鳴る”ことと捉えて、
自然の驚異に対する
畏怖の念を抱くとともに、
豊かな実りをもたらしてくれる
吉兆として崇めていました。

その自然の恩恵に対する気持ちは、
“稲妻”のほか“稲光”など、
その深い関係を表す言葉が
残されています。

最高品質の“米”を、
手造りにこだわって丁寧に仕込み、
自然の力を借りながら、
最適の環境の中で
時間をかけて造り上げた
超特撰スパークリング純米酒
「RIZING」。

至宝の逸品に仕上がっております。

菊正宗_スパークリング純米酒_RIZING_ライジング_720ml_商品化粧ケース