
学ぶより慣れろ…語学を身につける基本です。
日本人の多くは英語での会話に
苦手意識を持っています。
しかし、日本の小学校から高校までの
英語学習時間は、他の非英語圏の国と
くらべても決して少なくはありません。
それなのに、実際に英語を話せる人は
わずかひと握りです。
一方、日本を訪れる外国人観光客の
多くは母国語に加えて英語を習得しており
訪日人数の多い中国や韓国の方々には
英語が流暢な人や
日本語を話せる人も少なくありません。

では、なぜ日本人は英語が
話せないのでしょうか。
その理由のひとつは、
日本が長年にわたり
世界第3位の経済大国で、
国内需要が中心だったことです。
そのため、日常生活やビジネスで
英語を使う必要性が低く、
企業の海外進出時も
通訳を伴うことが一般的でした。
また、日本の英語教育は
受験対策が中心で、
文法や読解に重点を置いているため、
聞いたり話したりする
実践的なスキルが身につきにくいのです。
さらに、“間違えたくない”
“恥ずかしい”といった日本人特有の
国民性も影響し、英語を話すことへの
心理的なハードルが
高くなっていることも
大きな要因のひとつです。

一方で、世界には日本語を
学ぶ人が増えています。
アニメや漫画、
J-POPを通じて日本文化に魅せられ、
“日本語を話したり理解したい”と
考える人が多いようです。
彼らが日本語を習得する理由のひとつは
“好きだから学ぶのが苦にならない”
“日本語のコンテンツを
そのままの言葉で楽しみたい”
という動機です。
この考え方は英語学習にも応用できます。
英語を学ぶ近道は、“勉強しよう”と
意気込むのではなく、
英語を楽しむことです。
その方が自然に身につきます。
たとえば、好きな洋楽を聴きながら
歌詞を確認し、
実際に歌ってみることも効果的な
学習方法のひとつです。

カーペンターズ
楽曲は英語学習に適しています。
1970年代に活躍したアメリカの
兄妹デュオで、美しいメロディーと
シンプルな歌詞が特徴です。
なかでも、「Yesterday Once More」
「Top of the World」
「Close to You」などは、
日本でもよく知られています。
とくに、カレン・カーペンターの
低く落ち着いた声はクリアで
発音が聞き取りやすく、
英語のリスニング練習には最適です。
彼女の発音を真似して歌うことで、
自然と英語のリズムや
イントネーションが身につきます。
また、カーペンターズの楽曲は
日本でもCMやドラマの
劇中歌など広く知られており、
どこかで耳にしたことがある
メロディーが多いため、
親しみやすく続けやすい点も魅力です。

英語を話せるようになるためには、
勉強として取り組むのではなく、
自然と英語に触れる機会を
増やすことが重要です。
映画や音楽、海外ドラマなど、
自分が楽しいと思える方法で
英語に慣れ親しむことで、
ストレスなく英語力を
向上させることができます。
英語を学ぶなら、
まずは楽しむことが大切です。
好きなことを通じて英語に触れれば、
知らず知らずのうちに身についていきます。
“勉強しなきゃ”ではなく、
“英語をもっと楽しもう”、
そう思えた瞬間から、
英語の世界が広がるはずです。
菊正宗ネットショップはこちらから