大阪・関西万博がスタート。夢洲から始まる“いのち輝く”体験を。

未来に触れて感じる。体感型パビリオンに心躍る瞬間です。

2025年4月13日、
ついに大阪・関西万博が
幕を開けました。

半年間、開催されるこの国際博覧会は
「いのち輝く未来社会のデザイン」が
テーマです。

やがて来る未来像を凝縮した、
世界中の最先端技術と
多様な文化が集まる
ワールドワイドな
イベントといえます。

比較されがちなのが、
55年前、1970年に
北摂エリアで開催された
大阪万博です。

当時は娯楽の選択肢が少なく、
国全体が熱狂した
一大エンターテインメントでした。

外国人を見ること自体が
珍しかった時代、
観光客に
子どもたちが
サインを求めて群がる姿も
見られたといいます。

また、今では関西の常識である
エスカレーターの右立ち習慣も、
この1970年の万博がきっかけ。

欧米のルールにならって、
関東とは異なる文化が
根づいたといわれています。

万博会場に入ると
まず目に飛び込んでくるのが、
巨大な“大屋根リング”。

世界最大の木造建築物であり、
万博会場の象徴です。

伝統建築である
清水寺の舞台のような
“懸造り(かけづくり)”手法を
採用し、
横木“貫(ぬき)”を
巧みに組み上げて形成されています。

現代の技術と伝統が
見事に融合した構造で、
リング上部は
高さ約20mの空中回廊として整備され、
全長約2kmを散策できます。

目の前に広がるのは
青く澄んだ空と大阪湾の輝き。

夕暮れ時には
オレンジ色に染まる
幻想的な雰囲気を演出します。

17時以降は
入場料が半額になることから、
日没から閉場の21時までを楽しむ
“ナイト万博”も
人気を集めています。

前評判が高く注目されているのが、
パソナグループのブースで
展示されている
“iPSミニ心臓”。

拍動するミニ心臓の展示には、
未来医療の可能性を
感じずにはいられません。

ナビゲーターには
鉄腕アトムとブラックジャックが
起用されており、
誰もが知るキャラクターによる案内で
親しみと未来感を
同時に体験できます。

日本館では、
南極で発見された世界最大級の
火星の隕石が展示され、
宇宙の神秘に触れられる
貴重な体験ができます。

さらに、実物大ガンダムは
会場内の“映えスポット”として
人気沸騰中。

空飛ぶクルマの試験飛行や、
VR・AR技術を駆使した
多彩な体験型展示も豊富。

まさに
“未来に触れて、感じる”万博と
いえるでしょう。

また、完全キャッシュレス化の導入も
現代を超えた未来社会のひとつの形。

まるでSFの世界に迷い込んだような
感覚を味わえるかもしれません。

万博を快適に楽しむための
準備としては、
ガイドブックを一冊持参すると
より便利です。

スマホを活用した決済や
AR・VR体験などで
バッテリーの消耗が激しいため、
モバイルバッテリーも忘れずに。

さらに水筒を持参して、
会場内に設置された無料の給水機で
水を補充し、
水分補給をしっかり行いましょう。

大阪・関西万博は、
まだ始まったばかり。

開催期間中も日々アップデートされ、
進化し続けるこのイベントを、
ぜひあなた自身の目で、耳で、肌で
体感してください。

未来への一歩を、
夢洲から踏み出してみませんか?

大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」デザインラベルの記念商品です。お土産に最適。

「完熟りんご、マスカット、メロンを思わせる果実香」のDRYと、「ほんのり甘やかな果実感」のSWEET、フレッシュなしぼりたて生貯蔵酒の2本セット。

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“春告魚”メバルが釣れ始めました。味と香りで感じる季節の便り。

江戸の俳句にも登場する“春告魚”メバルの魅力。

春の訪れとともにメバルの季節がやってきました。メバルは“春告魚”と呼ばれますが、これはニシンやサヨリ、カタクチイワシなどにも用いられ、俳句など文学的な場面で春を象徴する言葉としてよく使われる言葉です。漢字一文字では“鮴”と書きますが、これは本来、ヨシノボリやカジカなどのハゼ科の川魚に使われることが多い表記。メバルを漢字で書くとしたら、目が張り出した特徴をとらえた“目張”がもっとも一般的とされています。

そんなメバルは、冬から初春にかけて産卵期を迎える魚です。卵ではなく、稚魚を産む“卵胎生”という珍しい魚で、個体によっては1000尾以上の稚魚を産むこともあります。稚魚を放出する際、体力を大きく消耗するので、産卵後はやせ細ります。実は産卵前の寒い時期こそ脂がのって絶品の美味しさを楽しめる季節です。産卵後、やがて身の締まりは戻り、煮付けや唐揚げなど、ほくほくとした食感を楽しむ料理として重宝します。しかし、メバルはとても繊細な白身魚で、身がやわらかく鮮度が落ちやすいため、大量流通には向きません。都市部のスーパーではほとんど見かけず、漁港近くや地方の鮮魚店でようやく出会える程度です。私たちが“春の味覚”としてメバルに出会う機会は少ないかもしれません。

それでも、料亭や和食店では“春の煮付け”として大切に扱われ、春を象徴する食材のひとつとして根強い人気があります。

“春告魚”と呼ばれるのは、メバルが昔から春一番に沿岸に現れる魚として親しまれてきたからです。漁師や釣り人にとって、メバルは春の訪れを知らせる魚として、特別な存在なのです。冬の海は荒れやすく、水温も低くなるため、メバルは深場に移動し、釣るにはある程度のテクニックが必要。しかし春になり、水温が上がるとメバルは浅場へと移動。初心者でも簡単に釣果を期待できるようになっていくのです。

食べ方の王道は、やはり煮付け。骨の旨味が甘辛い煮汁に染み込み、まさに絶品の一皿へと仕上がります。塩をふって香ばしく焼き上げた塩焼きや、鮮度の良いものを使った刺身、日本酒と塩でじっくり蒸し上げる酒蒸し、さらにはトマトとオリーブオイルで仕上げるアクアパッツァなど、和洋どちらの料理でも楽しめる万能食材ともいえるでしょう。甘辛く煮付けたメバルには、キレのある辛口本醸造。後味を爽やかに整えてくれます。

塩焼きには燗酒がぴったりで、焼き魚の香ばしさと酒のまろやかな香りがじっくりと沁みわたります。刺身には米の旨味を感じられる純米酒が最適で、とくに昆布締めと合わせれば、旨味の相乗効果が味わえます。

酒母米、麹米に酒造好適米を使用し、キクマサ酵母で醸しだされるキリッとした味と芳醇な香りの「灘の生一本」。

春の訪れを、言葉と味覚で伝えてくれる魚がメバルです。店頭でその姿を見つけたら、それはきっと春が来た貴重な体験。季節の節目を、メバルと一緒に感じてみてください。

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春の陽気につつまれて。桜とともに奏でる心に響く春ソング。

桜舞う季節に旋律が紡ぐ春の情景。日本ならではの春ソングの魅力。

日本には四季それぞれの
季節が持つイメージがあり、
古くから人々の暮らしや文化に
深く根付いてきました。

春は“別れと出会い”、
夏は“開放感に満ちた季節”、
秋は“切ない郷愁”、
冬は“寒い静寂と温もり”を象徴。

さらに
梅雨のしっとりとした情景や
クリスマスの華やかさなど、
特定の時期に寄り添った
風情もあります。

このように、
日本人は季節の移り変わりに
感情を重ねてきました。

その思いが反映されているのが、
季節を題材にした
多くの楽曲といえます。

春ソングは、
卒業や入学、就職といった
人生の節目を描いたものが
多くあります。

併せて、春の象徴である
“桜”をモチーフにした楽曲も
数多く存在。

桜の儚さに
スポットを当てた曲もあれば、
満開の桜の華やかさを希望や喜びに
なぞらえた楽曲もあります。

幅広い世代に支持される
森山直太朗の「さくら(独唱)」は、
桜と別れの情景を重ね合わせた
切ない春のバラードです。

この曲には、
美しいメロディーに寄り添うように、
なめらかで高揚感のある
“カノン進行”が用いられています。

誰もが耳にしたことのある
パッヘルベルの「カノン」と
同じコード進行で、
日本人が親しみやすい
曲調や響きが特徴です。

同じ春ソングで人気の高い
福山雅治の「桜坂」や
イルカの「なごり雪」にも
“カノン進行”が用いられ、
聴く人の涙腺は揺さぶられます。

一方、春ソングの代表曲として
人気のケツメイシの「さくら」に
用いられているのは
“王道進行
(別名、小悪魔コード進行)”。

明るい和音から暗い和音へと
転調することで歌詞の物語性や
切ない雰囲気を巧みに生み出す、
こちらも日本人が好む
叙情的な構成が特徴です。

春ソングに限らず、
日本の楽曲の魅力は、
情景描写を活かした
歌詞の間接表現にあります。

日本の楽曲の多くは、
ストレートに感情を伝えるのではなく、
風景や自然を描写することで、
聴き手に感情を想像させる
工夫がいっぱい。

その背景には、日本人の国民性が
関係しているとも考えられます。

日本では、
積極的な自己アピールよりも、
相手の気持ちを大切に考える
奥ゆかしさを重視する傾向があります。

その文化が、音楽の歌詞にも
反映されているのでしょう。

直接的な表現ではなく、
情景の中に深い感情を込めることで、
より美しく、奥行きのある
表現が生まれます。

春や桜の持つ多面的な魅力を
巧みに活かしながら、
聴く人の心に響く世界を
つくり上げています。

こうした間接的な情景描写に加え、
それを引き立てるメロディーや
コードが、楽曲の世界へと
聴き手をいざないます。

とりわけ、
感動要素の高い春ソングには、
日本人の繊細な感受性と
四季の移ろいを愛でる文化が
見事に反映されています。

これらの曲を聴くことで、
私たちは単にメロディーを
楽しむだけでなく、
春という季節そのものを感じ、
心の奥にある感情と向き合うことが
できるのではないでしょうか。

今年の春、
お気に入りの春ソングを聴きながら、
桜の風景とともに、
心の中の春を見つけてみるのも
一興です。

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エイプリルフールの歴史と、嘘を楽しむ日本の“与太話”文化。

嘘も歴史も、時とともに塗り替えられ、やがて真実へと近づきます。

クリスマスほど目立ちませんが、
4月1日のエイプリルフールは
誰もが知る行事のひとつです。

SNSや
企業の公式サイトで
披露される“嘘”は、
ちょっとした
楽しみにもなっています。

その起源は諸説あり、
16世紀のオランダの詩や
フランスの“嘘の新年”騒ぎ、
17世紀のイギリスでの記述が
残っています。

ただ、
確たる起源解明には至っていません。

やがてこの風習は英語圏で広まり、
「April Fool’s Day」として
世界的に定着しました。

エイプリルフールの逸話として
よく引き合いに出されるのが、
アメリカでの
“オーソン・ウェルズの火星人来襲”
の話です。

1938年、
彼がパーソナリティーを務める
ラジオの番組で、
ニュース速報風のラジオドラマが
放送されました。

あまりに
迫真に迫った語り口調だったため、
多くの人が火星人襲来を信じ込み、
各地でパニックが起こったと
語り継がれる有名な話です。

しかし、
この話には“嘘”が含まれています。

実際には
ハロウィン特別企画として放送され、
エイプリルフールとは無関係。

さらに、
パニックも起こらなかったと
されています。

日本でも
エイプリルフールの
ユニークな出来事が多くあります。

2015年、
日清食品は
「カップヌードル味の入浴剤」
という嘘商品の情報を発表し、
ユーモアあふれるプロモーション
として話題に。

また、企業やメディアが
エイプリルフール限定の
“嘘ニュース”を発表する文化も
定着しつつあります。

ただし、エイプリルフールの嘘は
“ほのぼのとした微笑ましい内容”
が鉄則です。

驚かせようとしすぎたり、
人を傷つける嘘は厳禁です。

企業や個人が
過激な嘘を広めて
批判を浴びたケースもあり、
ユーモアを楽しむ日であることを
忘れてはなりません。

実は日本にも、
エイプリルフールより以前から
“嘘を楽しむ文化”が
存在したとのこと。

江戸時代には
町人の間で“与太話”や“作り話”
を楽しむ習慣があったといいます。

昔から語り継がれる落語や川柳には
現実ではありえないような話も
多く登場し、
それが庶民の娯楽の一部
になっていました。

また、大名や武士の間でも、
酒席で誇張した話をすることが
粋な遊びとして
楽しんだ記録も残っています。

さて、嘘とまではいいませんが、
現代の歴史研究によって
かつての定説が覆された事例も
多くあります。

“いいくにつくろう鎌倉幕府”
と語呂で覚えた1192年ですが、
鎌倉幕府の始まりは1185年とする説が
有力です。

また、教科書に掲載されていた
源頼朝の有名な肖像画も
モデルは別に存在し、
足利直義(足利尊氏の弟)
の肖像ではないか
との研究もあります。

聖徳太子の実像についても、
かつて学んだ逸話が
事実とは異なる可能性が
指摘されています。

こうして見ると、
私たちが“歴史の真実”として
学んだことも、
後の研究によって
塗り替えられることがあります。

もしかすると、
現在の常識も、
未来の教科書では
“与太話”として語られる日が
来るのかもしれません。

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