百害あって一利なしの「エクスプローラー」。
いますぐ別の「ブラウザ」に。
今、パソコンやスマホでこのコラムを
見ているソフト(アプリケーション)
が「ブラウザ」です。
この「ブラウザ」を介し、
インターネット回線を通じて、
世界に散らばる
さまざまな情報と繋がっています。
優秀な情報処理の“小箱”
ともいえるパソコンですが、
単体で使うままでは、
その利用価値は半減。
パソコンやスマホが、
より便利な情報ツールとして
活用できるのも、
この「ブラウザ」と
世界に張り巡らされた
インターネット通信網の
おかげだといえるでしょう。
さて、
この「ブラウザ」のひとつである
「インターネット エクスプローラー
(Internet Explorer)」が
危険性を孕んだまま
使い続けられているという
大きな問題に直面しています。
というのも、「インターネット
エクスプローラー」
はかつてマイクロソフトが
開発、配布していた「ブラウザ」で、
現在は“マイクロソフト エッジ
(Microsoft Edge)”
が標準「ブラウザ」に
置き換わっています。
また、マイクロソフトでは、
開発が終了した「インターネット
エクスプローラー」の利用を
やめることを呼びかけているものの、
互換性の関係から、
Windows 10に引き続き搭載され、
セキュリティアップデートの提供も
継続されているという矛盾が、
そのまま使い続ける要因
となっています。
では、なぜ「インターネット
エクスプローラー」を使うことが危険
なのかというと、ズバリその脆弱性、
つまり外敵から攻撃されやすい
セキュリティの穴が多いことです。
開発の終わった古い
アプリケーションの「インターネット
エクスプローラー」には、
“不審なサイトを開こうと
している際の警告がない”
“脆弱性を補う自動更新機能がない”
“マルウェアなどのウイルスの侵入を
防ぐ機能がない”など、
他の「ブラウザ」が持つ外敵を
防御する機能がありません。
セキュリティソフトを入れていれば、
ある程度の対策にはなりますが、
それでも、危険レベルは最大級の
深刻な事態ということに
変わりありません。
また、こうした懸念から
「インターネット エクスプローラー」
に対応するサイトがどんどん
減っており、表示速度もストレスが
溜まるほどの遅さという点からも、
今すぐ別の「ブラウザ」に移行
するのが得策だといえます。
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