三冠王も狙える位置にある大谷翔平の投打の活躍がとまらない。

先人たちが築いた歴史を超越した新しいタイプのアスリートが誕生。

世界を舞台に日本人アスリートの
活躍がとまりません。

今年3月に開催された野球の国際大会
WBCでは、前評判の良かった強豪国を
撃破して“侍ジャパン”が世界一に
輝いたことは記憶に新しいところ。

投打の要として大会MVPに輝いた
大谷翔平の活躍はもちろんのこと、
彼と同じ最速165km/hのストレートと
高速フォークを持つ佐々木朗希、
今季から5年総額9000万ドル
(約119億円)でメジャーへと移籍した
吉田正尚など、一人ひとりが
ハイスペックなアスリート揃い。

また、大谷にとって
WBCは前哨戦だったかのように、
シーズン前半で打者としては
三冠王を狙える位置にあり、
投手としても160km/h前後の速球と
大きく曲がる魔球スプリットで、
並みいる強打者を翻弄。

ちなみに、大谷とダルビッシュの
年俸は3000万ドル(40億8000万円)と
桁外れで、驚くことに大谷獲得を狙う
カブスが5億ドル(約720億円)の
契約を画策しているという情報も
漏れ聞こえてきます。

野球と人気を二分するサッカーでも、
昨年のFIFAカタールW杯での日本の
“サムライブルー”の規格外の活躍も
忘れられない出来事です。

1998年(平成10年)のフランスW杯
までは本戦出場は夢のまた夢。

しかしフランス大会以降は、
7大会連続出場を継続する
常連出場国の仲間入り。

とくにフランス大会をきっかけに
イタリアリーグ・セリエAへの移籍を
果たした中田英寿が、海外移籍への
道をこじ開け、現在では世界を舞台に
165人もの日本人選手が活躍しています。

カタールW杯では、“死のグループ”
と呼ばれる中、前評判の高いドイツ、
スペインに対して勝ち点をもぎ取り、
次の決勝ステージへと駒を進めました。

とくにグループステージ最終節の
スペイン戦での“三苫の1mm”は、
最後まで諦めない不屈の闘志の現れ
ともいえます。

日本人アスリートの活躍は
まだまだ尽きません。

2011年(平成23年)、
FIFA女子サッカーW杯での
“なでしこジャパン”優勝。

2016年(平成28年)のリオ五輪
陸上男子400mリレーで銀メダルを獲得。

2019年(令和元年)には、
渋野日向子が海外初試合の
「全英女子オープン」で優勝。

また、同じ年に八村塁が、日本人で
初めてNBAドラフト1巡目指名という快挙。

2021年(令和3年)、東京五輪大会から
採用された卓球混合ダブルスで、
中国ペアを破って金メダルを獲得…
子供の頃にスポーツの漫画で
読んだ世界観をそのまま実現している
ような日本人アスリートの活躍ぶりに
胸は躍ります。

各スポーツ界において先人たちが
築いた歴史を超越して進化した
ニュータイプが確実に誕生している
といっても過言ではありません。

今年は、
7月20日のFIFA女子サッカーW杯
オーストラリア&ニュージーランド大会、
8月25日からはFIBAバスケットボール
W杯開催、9月8日にはラグビーW杯
フランス大会、9月8日からはW杯
男女バレー日本大会の開催…
ワールドカップが目白押し。

これまでの日本人アスリートの活躍を
見ると、かつて経験したことのない
記録が生まれる予感すらしてきます。