イカの女王”と称される鳥取産のシロイカ。その濃厚さは絶品です。

地方によって呼び方が変わるイカの種類。

夏から秋にかけて、シロイカの美味しい季節です。

鳥取県で水揚げされるケンサキイカは
「シロイカ」と呼ばれ、
その甘みと濃厚な味わいから
“イカの女王”と称されています。

興味深いのは、
一般的なシロイカ漁が終わる秋口から
獲られ始める「ブドウイカ」も
シロイカと呼ばれる点です。

ブドウイカも
ケンサキイカの一種なので、
この表現は間違いではありません。

鳥取のシロイカ漁は、
集魚灯を灯した光に集まるイカを
一本釣りで漁獲します。

沖合に点在する
イカ釣り漁船の灯りが幻想的で、
海の夏の風物詩として
親しまれています。

日本で手に入るイカは、
スルメイカ、ケンサキイカ、
ヤリイカ、コウイカなど、
いくつかの種類に分類できます。

スルメイカ(マイカ)は、
日本のイカ漁獲量の約4割を占め、
名前の通り素干しにして
スルメとして
食べられることが多い種類です。

刺身では
ねっとりとした甘さが味わえ、
肝と一緒に焼いたり、
塩辛に加工したり、
焼いて七味マヨネーズをつけた
シンプルな美味しさも魅力です。

ケンサキイカは、
ねっとりとした濃厚な甘さと
もっちりとした
やわらかい食感が特徴で、
加熱しても
身が硬くなりにくいことから
天ぷらや炒め物に適しています。

ヤリイカは
柔らかくて
クセのない上品な味わいで、
刺身にすると
コリコリとした
独特の食感が楽しめます。

コウイカは墨が多く、
スミイカとも呼ばれています。

分厚い身を天ぷらにすると
甘みが引き立ち、
軽く塩を振って食べると
一層美味しさが増すイカの種類です。

地方によって
イカの呼び方が異なることがあります。

少しややこしいのは、
たとえば鳥取では
ヤリイカのことを“ケンサキ”、
ケンサキイカを“シロイカ”と呼び、
福井では
ケンサキイカのことを
“アカイカ”と呼びますが、
鳥取でアカイカは
“ソデイカ”のことを指しています。

また、ケンサキイカのことを
シロイカ以外にも
アカイカ、マルイカ、メトイカ、
ジンドウイカと呼び、
スルメイカも
マイカ以外に
ムギイカ、ニセイカ
などと呼ぶ地方もあります。

地方や地域ごとに呼び名が異なるので、
購入する際に確認するのが
賢明なようです。

日本におけるイカ料理は一般的で、
刺身をはじめ、
焼きイカや煮つけ、
天ぷら、炒め物、塩辛など、
食べ方も
多彩に日常に溶け込んでいます。

しかし、
世界に目を移すと
イカを食べる文化があるのは、
アジア、アメリカ、地中海沿岸にある
限られた国だけです。

イカの種類によって味の違いを理解し、
なにより新鮮なままの生食は
日本だけかも知れません。

さまざまな種類のイカが
美味しく食べられる中で、
“イカの女王”と称される
鳥取産のシロイカは、まさに絶品です。

なかでも、
釣ったその場で墨袋を取り除いた
「白輝姫」ブランドは、
調理時にまな板やシンクが汚れない
という点で高く評価されています。

旨い辛口の菊正宗との
相性も抜群なので、
今シーズンの旬の時期に、
ぜひそのマリアージュを
堪能したいものです。

山陰沖で獲れた「白いか」の干物が入ったお得なセット
菊正宗 ひやおろし3本とおつまみ4種☆ごちそうセット

▼菊正宗ネットショップはこちらから
https://www.kikumasamune.shop/