夏から一気に冬の気候に。これから冬野菜が美味しい季節。

冬野菜は身体を温める効果が特徴。鍋と熱燗、一緒に楽しみましょう。

2024年10月19日、東京都心で
30.1度の真夏日を観測しました。

これは1875年に観測が始まって以来、
もっとも遅い真夏日です。

また、10月24日にも最高気温が
25度を超える夏日となり、
10月だけでも14回目を記録しました。

しかし、そこからわずか2週間後の
11月7日、関東や近畿で
木枯らし1号が吹き、季節は一気に
冬へと向かい始める気配です。

こうした急激な気温の変化は、
体調管理にも一層の注意が必要です。

急な冷え込みに備えて、
重ね着などの工夫を心がけましょう。

このような大きな気温の変化は、
野菜の生育にも
大きな影響を及ぼします。

今年はとくに、
猛暑による強い日差しと高い気温が
野菜の光合成能力を低下させ、
水分蒸発による乾燥ストレスも
発生しやすくなりました。

結果として生育不良や遅れが生じ、
出荷時期や価格への影響が
懸念されています。

さて、これから冬にかけて旬を迎える
冬野菜についてご紹介します。

夏野菜と冬野菜は栄養価や
身体への作用に大きな違いがあります。

夏野菜は暑い季節に適応し、
身体を冷やす作用が強いトマトや
きゅうり、なすなどが代表的です。

これらは水分が豊富で、ビタミンCや
カリウムも多く含まれているため、
生のままでも美味しく
食べられるものが多いのが特徴です。

一方、冬野菜は寒い季節に
身体を温める効果が高く、大根や白菜、
ネギ、かぶなどが代表です。

これらの野菜にはビタミンCや
食物繊維が多く含まれ、
加熱することで甘みが増し、
旨味も引き出されます。

そのため、煮物や鍋料理が最適で、
身体の芯から温まる効果が期待できます。

冬の寒さと相まって、栄養価が高く、
身体を温めてくれる冬野菜は、
食卓に欠かせない存在です。

今年の冬野菜の収穫状況についても、
猛暑の影響が懸念されています。

通常より生育が遅れている地域もあり、
出荷が遅れる可能性があります。

しかし、農家では気候変動に対応した
工夫が行われています。

冬野菜が甘みを増すのは、
寒さにさらされることで野菜が自ら
凍結防止のために糖分を蓄えるためです。

そのため、多くの農家では
収穫時期を調整し、
霜が降りる頃まで育てることで、
甘みをさらに高める工夫をしています。

たとえば、雪が降る地方では
「雪中野菜」という手法があります。

雪が野菜を覆うことで寒さを和らげ、
さらに糖度が高まります。

雪中で収穫される大根や白菜は、
普通のものよりもさらに甘く、
シャキシャキとした食感が楽しめます。

青森県の雪下キャベツや
新潟県の雪中にんじんなど、
雪の中で育てられた野菜は冬の味覚の
代表として親しまれています。

寒い季節、
鍋料理に欠かせないのが冬野菜。

白菜や大根、ねぎなど、旬の冬野菜を
ふんだんに使った鍋は、
身体を芯から温め、栄養も
たっぷり摂れる理想的な料理です。

そんな鍋料理に合わせたいのは、
キリッと辛口の日本酒です。

鍋の具材や出汁に含まれる旨味成分と
日本酒のアミノ酸が合わさった
相乗効果で、より一層
美味しさが引き立ちます。

冬の寒さが身に染みる季節だからこそ、
家族や友人と一緒に
旬の冬野菜を使った鍋料理を囲み、
身体も心もぽかぽかと温まりましょう。

山田錦を100%使用し、生もと造りで丁寧に醸した特別本醸造酒。
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