バレンタインデーが浸透したのは、いつ頃?
バレンタインデーの起源は、
ローマ帝国が栄えた時代
にまでさかのぼります。
当時、2月15日は豊年を祈願する
「ルペルカリア祭」が
始まる日でした。
祭りの前日にあたる2月14日に、
女性は自分の名前を書いた札を
桶の中に入れ、翌日、
男性は桶から札を1枚引きます。
男性は引いた札に書かれた名前の女性
と、祭りの間のパートナーとして
一緒に行動すること
と定められていました。
というのも、当時若い男女は
別々の場所で生活していたため、
祭りは、男性と女性が
出会える数少ない機会。
祭りの間だけのパートナーだった
ものが、そのまま恋に落ちて
結婚することが多かったようです。
ローマ皇帝・クラウディウス2世は、
派兵している兵士の士気が下がる
ことを理由に婚姻を禁止。
その状況を見かねた
聖ウァレンティヌス(バレンタイン)
司祭が内緒で結婚式を行っていたこと
が皇帝の耳に入り、西暦269年に
聖ウァレンティヌス(バレンタイン)
司祭は処刑されます。
彼の処刑の日がルペルカリア祭の前日
であったことと、家庭と結婚を司る
神々の女王・ユーノーの祝日
であったことから、2月14日が
世界的な“恋人たちの愛の誓いの日”
になりました。
日本で最初に“バレンタイン”の記述
が登場したのは、
昭和11年の外国人向け英字新聞
「ザ・ジャパン・アドバタイザー」。
モロゾフ製菓による
“あなたのバレンタインに
チョコレートを贈りましょう”と
書かれた広告という説が最有力です。
“神戸が日本のバレンタインデー発祥
の地と判明した”とのことで、
1992年に聖バレンタイン殉教の地
であるイタリアのテルニ市から
神戸市に愛の像が送られたことが、
その説を決定づけています。
しかし、バレンタインデーが日本社会
に定着したのは、しばらく経った
1970年代後半になってからのこと。
菓子メーカーの販売促進としての
“女性から男性に対して、愛の告白
としてチョコレートを贈る”という
日本独自のバレンタインデー
スタイルが誕生しました。
ちなみに欧米諸国では、
“女性から男性へ”
“チョコレートを贈る”
という限定はされていません。
日本式のバレンタインデーは、時代
とともに独自の進化を遂げました。
女性が、好きな男性にチョコレートを
贈ることが「本命チョコ」
といわれるようになった背景には、
職場や友人に贈る“義理チョコ”があり
、男性が女性に贈る「逆チョコ」、
自分で買う「自己チョコ」など、
その振り幅は大きく広がります。
さらに、3月14日に
バレンタインデーのお返しを贈る
「マシュマロデー」が生まれ、やがて
「ホワイトデー」に変わるなど、
その進化はとどまるところを
知らないようです。
新しい告白スタイルは、一緒に過ごすこと。
いずれにせよ、
「バレンタインデー」は、
クリスマスに並ぶ一大記念日
として日本に定着しました。
バレンタインデーの
“気持ちを伝える”贈り物も
チョコレートという限定が
やや薄まってバラエティ豊かになり、
本来のバレンタインデーの概念に
近づいているようです。
こうしたなか、菊正宗でも、
まごころを伝える最適な
バレンタインギフトを
ご用意しました。
スパークリング純米大吟醸酒
「天使の吐息」です。
おめでたい席を彩る
シャンパンに変わる
新しいジャンルの日本酒
として話題の日本酒。
食前酒として開封直後の上質な
発泡感と清涼感を愉しみ、
ボトル半ばを過ぎたあたりから
深いコクと鮮烈な香りを奏でる、
沈殿したオリの「うすにごり」。
1本で2度楽しめる、菊正宗の
新しいジャンルとしてお客様からの
ご好評をいただいています。
バレンタインデーに、素直な気持ち
と一緒に、純米大吟醸酒
「天使の吐息」を持参して、
得意の手料理で
グッと二人の距離を近づけましょう。
なかでも、長年連れ添ったご夫婦
なら、ご主人の好きなお酒の
プレゼントに会話も弾みます。
最後に、バレンタインデーとかけて
日本酒とときます。
そのこころは…どちらも
“チョコ(猪口)”がつきもの。
整ったところで、みなさまも、
ご自身の愛を“天使の吐息”
に乗せてお贈りくださいませ。