50年の時の経過とともに、バレンタインデーは変化しています。

甘い想いを伝える日に加えて、自分へのご褒美を贈る日へ。

冬の寒さが極まる2月14日は、
いわずと知れたバレンタインデー。

大切な人への感謝や
愛情を伝える特別な日です。

日本で初めて
バレンタインデーが紹介されたのは
1936年(昭和11年)ですが、
当時、洋菓子は
あまり普及していない時代。

1960年代半ばに
“女性が男性に愛を告白する日”
という販促テーマが
菓子メーカーを中心に広まり、
これが1970年代以降の
“バレンタイン商戦”の
火付け役となりました。

それまで、日本では
告白の主役は男性がほとんどで、
女性が主役となる特別な日という
新しい価値観が生まれたのです。

この新しい流れは、
女性が愛を伝える日という
特別な演出を通じて、
多くの人々の心をつかみました。

また、日本独自の文化として、
本命チョコに加えて、
友人に贈る友チョコや
職場で配る義理チョコが普及。

これがバレンタインデーを
恒例イベントとして
広く浸透させる要因となったのです。

イベントとして定着して
50年以上が経過し、その間に
バレンタインデーのスタイルは
時代とともに大きく変化しています。

義理チョコのやり取りが
一般的だった時代を経て、
2000年代に入ると
“ご褒美チョコ”と呼ばれる、
自分への贅沢なチョコレート購入が
女性たちの間で流行しました。

それと同時に義理チョコ文化は
やや減少傾向にあり、
さらに2020年以降のコロナ禍により、
リモートワークの普及や
人と接する機会の減少が
この流れを加速させました。

現在のバレンタインデーは、もはや
男性に告白するための日というより、
むしろ自分自身や親しい友人たちと
チョコレートを楽しむ日として
進化しています。

当初、バレンタインデーのギフトは
チョコレートが中心でしたが、
時代とともにその内容も多様化。

特別感を演出する
カラフルなマカロン詰め合わせ、
リラックスできるアロマキャンドル、
さらにはお気に入りのレストランや
特別な場所でのディナー招待など、
選択肢は広がる一方です。

一方で、飲料ギフトも
進化を見せています。

以前は
海外由来のイベントということで
ウイスキーやワインなどの
洋酒系が多かったのですが、
2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に
登録されたことを受け、
日本酒も注目を集めるようになりました。

和食文化の中で日本酒は、
料理の味を引き立てるうえで
欠かせない存在です。

現在では、
フランス料理や中華料理などの
多様な食文化との相性の良さも認知され、
その可能性は広がっています。

こうした背景から、
菊正宗のバレンタインギフトも
年々関心が高まっています。

シェリー樽で熟成させた
“シェリー樽貯蔵 大吟醸”や、
純米酒、純米大吟醸酒、
大吟醸酒の飲みくらべが楽しめる
“しぼりたてギフトセット”、
吉野杉の樽で熟成した
独特の香りとまろやかな味わいの焼酎
“吉野杉樽貯蔵焼酎CEDAR CASK”
などが贈り物として好評です。

贈る相手の好みや
特別感を考慮したギフト選びは、
バレンタインデーを
さらに特別なものにしてくれます。

この日をきっかけに、
愛情だけでなく、
自分自身や身近な人たちへの
感謝の気持ちを深めてみませんか?

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棚卸に伴う一部商品発送遅延のお知らせ

平素より菊正宗ネットショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら、下記の期間中、弊社倉庫の棚卸作業のため、
一部商品の出荷業務を停止させていただきます。
2月4日(火)9時以降に対象商品を含むご注文をいただいた場合、
2月10日(月)以降の発送となります。

また、「きもとしぼりたて」を含む7,000円以上のご購入で
盛っ切り酒セットをプレゼントしておりますが、
こちらのキャンペーンも同様に対象となります。

お客様にはご不便をおかけいたしますが、
何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

■棚卸期間
 2月6日(木)、7日(金)

■対象商品
・盛っ切り酒セット プレゼント対象商品
・NKT44 名入り 徳利(銚子) 大
・NKT22 名入り 木枡(桧)
・NKT34 名入り 木枡(桧)×2個
・NKT23 名入り 塗枡
・NKT51 名入り きき猪口 2.5勺
・NKT46 名入り 徳利(銚子) 小 
・NKT47 名入り 黒伊賀銚子 正二合
・NKT48 名入り 黒伊賀銚子 正一合
・NKT49 名入り 黒伊賀片口 正一合
・NKT50 名入り 黒伊賀グイ呑み
・NZ059 黒伊賀 正一合 酒器セット
・NKT07 菊正宗名入り 前掛け(短)
・NKT08 法被(ハッピ)
・NKU45 シンボルマーク 手提げ袋(大)
・NKU46 シンボルマーク 手提げ袋(小)

■発送停止期間(対象商品を含まないご注文については通常通り発送)
2月6日(木)・7日(金)

2月4日(火)9時以降のご注文分は棚卸の為、対象商品を含むご注文は出荷停止となり、
2月10(月)から順次配送となります。

※対象期間中も通常通りご注文いただけます。
期間中はご不便・ご迷惑をお掛けいたしますが、今後ともよりよいサービスをお届けできるようスタッフ一同努力してまいりますので、何卒ご理解頂けますようお願い申し上げます。

菊正宗 ネットショップ

菊正宗の蔵開きは2月8日(土)。待ちに待った新酒のお披露目です

18回目を数える蔵開きですが、そのルーツは江戸時代に遡ります。

日本酒ファン待望の季節が
やってきました。

2月8日(土)には、
18回目を迎える「蔵開き」が
菊正宗嘉宝蔵と
菊正宗酒造記念館で開催されます。

菊正宗は1659年
(万治2年)創業という
長い歴史を持ちますが、
蔵開き自体は意外にも18回目。

初めて行われたのは
2004年(平成16年)のことで、
来場者に酒造りの魅力や日本酒文化を
直接感じていただくことを
目的としてスタート。

菊正宗に限らず、
日本の酒蔵で「蔵開き」が
行われるようになったのは
比較的最近です。

酒造りにおいて
酒蔵は現在でも神聖な場所とされ、
かつては、より厳格に
一般人の立ち入りが
制限されていました。

また、微生物による
発酵を行う酒造りの現場に
外部からの雑菌が持ち込まれることを
防ぐ意味もあります。

現代では科学的根拠による
衛生管理技術も整い、
地域社会との交流を深める目的で
蔵開きを開催しています。

蔵開きの最大の目玉は、
今シーズンに寒造りで仕込んだ
「しぼりたて新酒」のお披露目です。

無料で振る舞われる新酒は
最初に搾られるお酒で、
その年の酒造りの成果を確認できる
重要な役割があります。

それ以上に、
「しぼりたて新酒」は、
そのフレッシュで
爽やかな味わいが最大の魅力です。

フルーティーな香りと
荒々しい力強さ、
生酛造りならではの
豊かな旨味と深いコクが
詰まっています。

この特別な新酒を味わえるのは、
蔵開きならではの醍醐味です。

毎年、新酒の登場を
楽しみにしている日本酒通も
少なくはありません。

恒例の地域限定で販売されている
「百黙」などの有料試飲、
生本まぐろのお寿司や粕汁、
湯豆腐の屋台コーナーも人気です。

ここで注目したいのは、
ステージで披露される
杜氏による酒造り唄。

代々、酒造りの現場で
歌われていたもので、
時計がなかった時代の名残です。

米を蒸す工程や麹を仕込む工程など、
歌う長さで正確な時間を
調整していました。

また、この歌は、
蔵人たちの士気を高め、
一体感を生み出す役割を
担ったといいます。

昔ながらのリズムを体感できる
年に一度の機会です。

実は、蔵開きの文化を紐解くと、
江戸時代に遡ります。

当時は、灘五郷や伏見などの
主要な酒造地で、
新酒を市場に送り出すための
重要なイベントとして
行われていました。

寒冷期に仕込まれた新酒が完成し、
品質が安定する春先に、
新酒を披露し感謝を示す場として
開かれていました。

その年、初めての
灘から樽廻船で届く新酒は、
江戸の居酒屋や料亭での話題となり、
新しい年の始まりを祝う
象徴的な出来事となっていたことが、
「東都歳時記」や
「本朝食鑑」などの
当時の文献に散見します。

現代の蔵開きは、
こうした歴史的背景を踏まえつつ、
さらに多くの人々が
日本酒文化を楽しむ場として
受け継がれているといえましょう。

冬の澄んだ空気の中で味わう
新酒の一杯は、心も身体も
じんわりと温めてくれるはずです。

この特別な体験を通じて、
日本酒の奥深さや魅力を改めて
感じてみてはいかがでしょうか。

冬の味覚、牡蠣と日本酒の極上ペアリング。

濃厚な味わいを日本酒とともに堪能する贅沢なひととき。

厳しい寒さを感じ始める頃、
冬の海の恵みのひとつともいえる
牡蠣が旬を迎えます。

この時期ならではの濃厚な味わいは、
まさに冬のご馳走です。

晩秋から春先までが旬の真牡蠣は、
産卵前の栄養をたっぷり蓄え、
私たちの食卓に届きます。

一方、
夏が旬の岩牡蠣は
さっぱりとした甘みと
しっかりした食感が特徴で、
その希少性から
高級食材としても知られています。

それぞれの旬の時期ごとの
楽しみ方ができるのも
牡蠣の魅力です。

現在、
日本で広く流通しているのは、
真牡蠣と岩牡蠣の2種類。

真牡蠣は1〜2年で成長する
短期間の養殖が主流で、
広島や宮城を中心に
国内市場の約98%を占めています。

濃厚でクリーミーな味わいが特徴の
“冬の牡蠣”です。

一方、
岩牡蠣は天然物が主流で
国内シェアは約2%、
3〜5年という時間をかけて
成長します。

しっかりとした身質と
爽やかな甘みを楽しめる
“夏の牡蠣”とも呼ばれます。

さて、現在旬の冬の真牡蠣は、
鍋や焼き牡蠣などの
温かい料理に最適です。

クリーミーな味わいが
寒い季節にぴったりで、
体の芯まで温まるひとときを
演出します。

おすすめなのは、蒸し牡蠣。

余計な調味料を加えず
牡蠣本来の味を楽しめる
シンプルな料理です。

蒸すことで旨味が凝縮され、
プリッとした食感に仕上がる
蒸し牡蠣には、
しぼりたて新酒の
フレッシュでフルーティな香りが
よく合います。

新酒の軽やかな酸味が
濃厚な牡蠣の味を
さっぱりと整えてくれるため、
バランスの取れた食体験が可能です。

焼き牡蠣は、
火で炙ることで旨味が凝縮され、
香ばしい風味が
牡蠣の自然な甘みを引き立てます。

とくに純米酒との組み合わせは絶妙で、
ぬる燗にすると
牡蠣の濃厚な旨味が
さらに引き立ちます。

また、衣のサクサク感と
ジューシーな牡蠣の組み合わせが
魅力のカキフライは、
レモンやタルタルソースと
ともに食べると酸味やコクが加わり、
さらに美味しくなります。

本醸造酒のすっきりとした飲み口は
揚げ物の油っぽさを
和らげるだけでなく、
牡蠣の風味をしっかりと
引き立ててくれます。

とくに冷酒を合わせると、
揚げ物特有の重さを感じさせない
爽快感を味わえます。

さらに、生牡蠣も
“冬の牡蠣”ならではの
楽しみのひとつです。

ポン酢やレモンを添えることで、
牡蠣のクリーミーさと
ミネラル感を
さらに引き立てることができます。

この繊細な味わいには、
吟醸酒の爽やかさがぴったりです。

牡蠣料理と日本酒を組み合わせる際は
料理ごとに
異なる温度帯の日本酒を選ぶことで、
味わいを最大限に引き出せます。

例えば、
蒸し牡蠣や焼き牡蠣には
純米酒や新酒のぬる燗、
生牡蠣には
冷やした吟醸酒がおすすめです。

濃厚な真牡蠣の旨味には、
辛口の深いコクとキレが
抜群の相性を見せます。

牡蠣料理と日本酒が織りなす
極上のマリアージュで、
心も身体も温まる贅沢な冬を
お楽しみください。

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